2012年5月20日日曜日

金環日食 撮影準備

日本では本州で見えた金環日食に限ると、1883年10月31日から129年ぶり、1987年9月23日に沖縄で見られたものから25年ぶりの金環日食が2012年5月21日午前6時19分から始まる。。食の最大が10数秒といわれて掻き立てる。この一瞬を自分で撮るのは大変だ。

3月の末、金環日食関係で最初に飛び込んできたのが撮影クルーズであった。横浜大桟橋から横浜港沖にでておきにでて停泊して金環日食を観察(撮影)するもので、午前6時に大桟橋集合というので、横浜に前泊という計画を立てた。クルーズは募集人員最後の5名を確保した。仲間に声をかけたら、最初は集まったのだがだんだん減って2名になったのでキャンセルとした。我が家のベランダからでも天気さえよければ、位置は特等席だ。

そこで本屋に行き調べようとしたら、もうそこには金環日食関係の本は1冊もなかった。そこでアマゾンで検索したら、上記「金環日食パーフェクトガイド」という本が見つかった。日食観測用のメガネがついているのと撮影の注意事項などが掲載されているので選んだ。
その後近所の100円ショップ(キャンドゥ)に“太陽が見える下敷き”(B5サイズ・(株)日本パール加工製)が1枚売っていた。仲間用にあと4枚頼んだ。この品物が次に入荷した時は数10分で売れてしまったようだ。

《コンデジ用のフィルターアダプターの作成》
上記“太陽が見える下敷き”で撮ると太陽が赤く写ることがわかった。写真用のkenko PRO ND100000(太陽撮影用フィルター)で撮れば白く写ることもわかった。メーカーで品切れしているのでネットで調べたら天体望遠鏡を扱っている店に在庫があった。

これをコンデジ(canon PowerShot SX260HS)に取り付けるべきアダプターを自分で作ることにした。材料はボール紙。カメラの根元の径とフィルターの径が52mmであるのも幸いした。

 

カメラの胴体に丁度入るので、ズームレンズはこの筒の中を動いている。また金環日食ピーク時のフィルター不要時には簡単に取り外せる。このカメラだと光学20倍、デジタル4倍、計80倍になる。これだと太陽が目いっぱいになる、これで40~50倍程度で充分である。写真は手持ち、本番は三脚使用の予定。

今度は愛用のニコン1 V1(ミラーレス)。このカメラは10-100mmのズーム(35mm換算27-270mm)を常用している。このレンズでは短いのでD90用の300mm(35mm換算810mm)をつけることにした。持っているのはND8フィルター72mmを62mmのステップアップリングを使用した。これで金環日食ピーク時のフィルター不要時に撮影する予定だ。

これでよかったのだが、“太陽が見える下敷き”を丸く切り、ステップアップフィルターとプロテクターフィルターの間に挟み込んだ。これでも撮れるはずとテストしたのが左の写真である。
準備は整った。明日の朝、日が射していればと願うだけである。

3 件のコメント:

  1. ご苦労様でしたね、気迫を感じましたよ、、それぞれの道具もすべてが速水さんの撮りたいという想いが伝わります、、瞬間を撮れるのはやはり写真ですからね、
    実際の美しさを数倍にして私達に伝える技ですね、、ありがとう。

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  2. 三樹さん いつもありがとう。いくら準備していても準備通りできないもの。2台のカメラを設置していましたが、最初の雲隠れで準備がくるいました。皆既日食も肉眼では少し見えていたのでしたが失敗しました。

    今度は6月6日の近世の日面通過をねらいます。朝7時11分から7時47分までです。こちらはお日様がでていれば撮影は金環よりも確かだと思います。

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  3. 速水さん、思い出したみたいに速水サンの写真みていました、凄い写真ですね、完璧な金環日食を見せていただきました、、今日は6月の27日です、、あと数週間で日本に行ける 母の遺骨を佐賀に持って帰る事が目的ですが、その後は自由な時を楽しみたいですね、新幹線とか列車に乗るのか楽しみです、大分から能登まで列車で行くつもりです、それから町田に、、

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