2012年6月20日水曜日

被災地三陸・気仙沼を訪ねて

【6月17日】 3日目
泊まった志津川の民宿のご主人に送ってもらって、気仙沼行きの振替輸送バスに乗る。ミヤコーという地元のバス。途中、本吉という駅に10分ほど停車。駅舎はあるものの閉鎖。待合室とトイレは解放されていた。ここでバスの運転手に話を聞くことができた。通学の生徒はいるものの、電車の乗客は少ない。元の電車が復活されるのは難しいのかも知れない。    気仙沼に着くと同行者の友人が車で迎えてくれた。気仙沼の街は助かった店と破壊された店とが混在していた。港に着くと大島行きの連絡船が停泊していた。魚市場も再建途中で仮設で業務をしているようだ。港から離れてしばらく行くと、土台のみ残した広々とした荒地の先に大きな船があった。見渡しても海は見えない。こんなに大きな船が来るはずのない津波で運ばれたのであろう。震災から15ケ月余も経ったのに生花が手向けられていた。




予定していなかった車(同行者の友人)での移動でしたので、陸前高田まで案内してもらいました。ここの松原は1本を残して全滅です(正確にはもう1本ありましたが枯れたようです)。ここを国定公園にして松原を再現する計画も動いているようです。破壊された松の木は高く山積みされていますが、引き取り手がないようです。自衛隊が作った防波堤の向こうには穏やかな海と碧い空がありました。  




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